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スライド61
丸いのは精子ではなく精子細胞です。 |
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スライド62
体外受精でなかなかうまくいかない場合は、着床がうまくいかないということがあります。体外受精の際にたくさんの注射をした場合は、少なからず卵巣や子宮が注射の影響を受けているので着床しにくくなってしまう場合も出てきます。この場合は採卵した卵を凍結して、自然周期で戻すと着床率は必ず上がって、流産率は下がります。 |
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スライド63
凍結卵はタンクの中で保存してあります。一定の液体窒素の量がなくなると自動的にアラームがなる仕組みになっており保管に関しては安全です。 |
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スライド64
このように採卵周期に胚移植をするよりも、一度凍結してからのほうが流産率は下がり、妊娠率、生産率も高くなります。年齢別にみると若い方は40%以上が妊娠しています。年齢が高くなると妊娠率は下がります。しかし、年齢に関わらず、どの周期でも凍結が一番妊娠しやすいのです。40歳以上では妊娠率は20%以上ですけど、流産率も高くなってしまい、これが高齢者の不妊治療の一番難しいところです。(スライド65〜68のグラフ参照) |
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スライド69
薬や注射をあまり使わず、自然に妊娠したい方には漢方薬があります。漢方薬は安全であるというイメージが強いですが、人によっては逆の作用をすることもあります。証を知りその人の体質を見極める為には、十分な問診が必要です。簡単にこれは不妊治療にいいんだとか、周りの人が飲んでいるから私の飲もうというのはかえって危ないのです。内膜症、筋腫の方にもある程度効果は認められます。 |
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スライド73
サプリメントは補充・補足的なものと考えて下さい。そもそも、日本人の食生活を考えたとき、私たちには原則的にはあまり必要はないと考えます。日常の食生活をちゃんとする方が有用です。もちろん個人差もありますし、ミネラルやビタミンをサプリメントとして補充することはといでしょう。 |
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スライド74
卵子の若返りにはDHEAが良いと言われています。女性には男性ホルモン、男性にも女性ホルモンが出ています。DHEAは男性ホルモンが主体で、本来はアンチエイジング、老化防止の薬。これが卵巣に効果があると言われています。ただあくまでも補助的であり、みちがえるような奇跡が起こるわけではありません。葉酸も摂り過ぎはかえってよくないというデータが出ています。ヨーロッパ人に多い奇形の一種で、脊髄の異常があります。この原因の一つとして、葉酸欠乏症があります。しかし、アジア人にこの病気は少なく必ずしも葉酸をとる必要はありません。 |
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スライド77
ストレス解消に一番いいことは汗を流して、新陳代謝をよくすること。マタニティエクササイズ、ビューティエクササイズ、これは体の新陳代謝をよくする、心身ともにリフレッシュして不妊治療を乗り越えようとするために有効です。妊娠するとなかなか運動しなくなりますのでみんなで一緒にすると安心です。マタニティスイミングもいいです。妊娠するとお腹を下にできにくくなりますので、水の中で手足を思いきり伸ばしてお腹を下にすることは、ストレス解消になります。 |
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スライド79
アロマテラピーも癒しの一つです。自分にとって気持ちのいいこと、気分のよくなることはぜひしてください。いい音楽を聴く、いい本を読む。逆に嫌なことはしない、避ける。嫌な匂いとか話は聞かない。夫婦喧嘩もですよ。
オイルを選んで、オイルマッサージをして血流の循環をよくする。スキンシップ、人にやってもらうのは非常に気持ちいいですね。マッサージしながら、話をしたり、聞いてもらうことで心のなかのストレス、悩みもとれます。私たちには、注射を打つ、薬をだすだけでなく、患者の心を聞いてあげる必要があると思います。 |
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スライド82
妊娠してからのこともお話しましょう。今の時代はご主人も協力的です。パパにも赤ちゃんの沐浴を体験してもらいます。3000グラムの赤ちゃん模型を使って練習して、出産は立ちあってもらうといいですね。女性の一番素晴らしい瞬間をご主人と一緒に分かちあいましょう。女性の大変さもわかります。 |
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本日お話した内容は氷山の一角。 HP で不妊相談コーナーという Q&A を開いています。月に 2 回更新していて、患者さんにとってフェアな、世界的にみて スタンダードな スタンスで答えていますので、ぜひ 覗いて みてください。
協力・資料提供/セントマザー産婦人科医院 http://www.stmother.com/
ABC 不妊治療 Q&A 百科事典 http://www.funinqa.info/ |